神奈川県に本社を構え、海外への拠点展開も行う製造業B社様では、サーバーの老朽化に伴い、BCP対策、海外拠点からのアクセス、事業拡大に伴うシステムの拡張のために、日本事務器のクラウド運用支援サービス「Ezharness Hosting Plus powered by AWS(以下、Ezharness)」を活用し、柔軟性に優れたクラウドインフラへのシステムの移行を実現しました。Ezharnessを採用した経緯やメリットについて詳しく伺いました。
国内外に9拠点を展開しております。数十年に渡り、お客様の生産ラインに組み込む機器を製造・販売し、日本の技術発展に貢献しております。様々な業種に対応した機器は国内だけでなく世界中でも高い評価を獲得してきました。
今回のクラウド化で実現したかったこと、改善したかったことは以下のとおりです。
東南アジアを中心に海外展開するなど事業を拡大しており、5年後、10年後にどのような規模が必要か推測が難しい中で、必要な時に必要なリソースを確保できるクラウド基盤が最適と考えました。
近年、台風による風水害がクローズアップされ、自社にサーバーを設置するリスクについて社内で指摘されており、BCP対策が急務であると考えておりました。耐障害性に優れたクラウド基盤に移設することで、安全なシステム運用を行えると考えました。
基幹システムの基盤をクラウド化することについて懸念や抵抗感もありました。まずは既存のシステムが、これまで同様に稼働するのか、レスポンスは落ちないのかという点でした。
また、システムを停止する時間を最小限に抑えてクラウドへ移行できるかという点が重要でした。
事業への影響を最小限に抑えるためには、短期間かつ営業時間外での移行計画が必要でした。日本事務器から既存システムをそのまま移行できる「マイグレーションサービス」を活用したスピーディーかつ実現性のあるプランを提案していただいた点はポイントとなりました。
移行システムのレスポンス評価に関して、日本事務器に同スペックの評価環境にて十分にテストしていただくことで、安心して移行プロジェクトを進められた点が挙げられます。
当社にはクラウドに精通したIT担当者が在籍している訳ではありません。日本事務器のサービスは、構築や移行だけでなくクラウド基盤の運用も任せられるという点を評価しました。
クラウド移行後、各システムは問題なく稼働しております。BCP対策の観点で安心して利用できるだけでなく、クラウド基盤の運用を備えたEzharnessにて、これまでバックアップや故障対応にかけていた時間をシステムの改善や利用者のサポートに使うことができるようになりました。
今後の事業展開において、システムの拡張だけでなくクラウド基盤の拡充が不可欠となって来ると思います。その際にはパートナーとして最適なご提案と運用サポートをお願いいたします。
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更新日:2021年02月08日