(写真左/株式会社勁草システック システム営業課 課長 稲田 光治様、写真中央/株式会社勁草システック 常務取締役 村野 裕之様、写真右/株式会社勁草システック システム営業課 係長 野本 和良様)
福祉事業者に向けて、会計システムを中心とした基幹システムの販売やサポートを行っている株式会社勁草システック(以下:勁草システック)では、顧客が利用する基幹システムのクラウド基盤として「Ezharness Hosting Plus」を活用。トラブルの多かった既存のクラウドからの載せ替えを行い、安定性を向上させました。そこで「Ezharness Hosting Plus」導入の経緯やその評価について詳しく伺いました。
九州・山口にて福祉事業者に向けた基幹システムの販売・サポートを展開
顧客の基幹システムのクラウド基盤に「Ezharness Hosting Plus」を利用
サポート力・提案力・コストパフォーマンスで日本事務器への依頼を決定
常務取締役 村野裕之様
勁草システックは、主に社会福祉法人に向けて、基幹業務システムの販売や導入支援、指導から、その後のサポートまで一貫して行っている会社です。
会社の所在地である福岡県を中心に、大分県や長崎県、山口県、広島県を商圏としており、200社を超えるお客様とお取り引きさせていただいています。
特徴としましては、サーバーを用意したり、ソフトウェアを導入するだけで終わるのではなく、その後も徹底したサポートを行っている点です。 サーバーの保守やソフトの使い方の指導はもちろん、社内に在籍している社会福祉会計簿記を熟知した有資格者のインストラクターが、会計の実務部分まで含めて手厚く支援を行う事で、基幹業務をより快適に進めていただけるようお手伝いしております。
お取り引きさせていただいている200社のうち、約170が当社のサポート事業のユーザーです。1社1社と向き合って深くお付き合いさせていただけている事もあり、お客様と厚い信頼関係を結べている点が当社の強みとなっております。
お客様の基幹システムを載せるクラウド基盤として「Ezharness Hosting Plus」を活用しています。元々オンプレのサーバーや他社製のクラウドを使っていたお客様の基幹システムを、AWSのクラウドに載せ替えていっている形です。
これまで、7社のお客様の環境の載せ替えを終えました。今後も既存のお客様や新規のお客様に向けて、当社のパッケージと「Ezharness Hosting Plus」とを組み合わせたサービスのご提案を進めていく予定です。
システム営業課 課長 稲田光治様
当社では8年前から、クラウドを使った基幹システムのご提案をスタートさせました。
この時は他社製のクラウドを使っていたのですが、そのサービスに不満を感じた事が、「Ezharness Hosting Plus」導入のキッカケです。
理由としては、トラブルが発生した時に、基本的には自分たちですべて解決しなければならない事や、またそれでは解決できずにクラウドベンダーに問い合わせをしようとしても電話窓口がなく、専用フォームを使って時間を掛けたやり取りする必要があった事が大きいです。
限られたマンパワーで原因究明を行う大変さや、お客様のトラブルに対応が後手に回ってしまう事を、なんとか解消したいと考えるようになりました。
そんな折、既存のクラウド基盤がメンテナンスを頻繁に行うようになりました。そうなると我々も夜中に出社して作業しなければならず、どんどん当社側の負担が増えてきたのです。
しかもメンテナンスはクラウドベンダーの都合で行われるため、お客様のところに謝罪に赴いても、「次なこんな事はないようにします」と言い切る事が出来ません。
これらの問題を解決するために、任せるクラウドベンダーを変える必要があると思うようになりました。そして約半年を掛けていろんな業者さんを探し、またお話をさせていただいた中で見つけたのが、日本事務器と「Ezharness Hosting Plus」というサービスだったのです。
理由は大きく、次の3つになります。
これまで一番のネックになっていた、クラウドの技術面でのサポートと、素早い対応力を持っている点は理由として大きかったです。
なにかあれば電話でパッと答えてくれるだけでなく、定期的に当社までお越しいただけたり、お客様への提案を始める前にテスト環境を用意して負荷検証を実施し、不安を取り除いてくださったりもしました。この辺りは企業選定の大きなポイントになりました。
日本事務器からいただいた提案も、大きな決め手になりました。
当社の事業を深く理解した上で「勁草システックにはこのやり方が合っているんじゃないか」、「技術的にこういう事が出来ますよ」と、具体的な案にまで落とし込んだ提案をしてくださったのです。また当社と日本事務器の間で、クラウド業務のどこを棲み分けするのかまで、詳しく整理してお話をすすめてくださった点も良かったですね。
今回は既存のお客様のサーバーの「載せ替えありき」で進めていた話だったので、コスト面も重視していました。
比べてみたところ、お客様によって多少の上下はありますが、ほぼ同額だったのも移行の決め手のひとつとなりました。
もちろん、ひとつの選択肢としては考えました。しかしクラウドの知識や技術は日々変化しています。そうした変化に、なんのサポートもなく自社だけで対応していくのは、かなり難しいという事をこの8年間で感じていたので、特定のベンダーさんに間に入ってもらう事にしたのです。
そこには、常に変化するクラウド事情を教えていただく事で、我々自身が成長していきたいという目論見もありました。
システム営業課 係長 野本知良様
まず大前提として、常に安定稼働してくれている点が良かったですね。
ネットワークが遅い、止まった、また調子が悪いといったトラブルもほとんどありません。お客様にも安心して使っていただけています。
約1年のお付き合いの中で、1件だけお客様からネットワークに繋がらないというトラブルが発生しましたが、その時も日本事務器に電話したら、すぐに対応、解決してくれました。
ちなみにトラブルが起こった時以外でも、なにかあったらすぐにお問い合わせさせていただいています。その時の対応のスピード感や、回答の内容にも満足しています。
はい。運用時も構築時も、労力は大きく減ってくれました。
以前はイチからクラウドを構築していく必要がありましたが、「Ezharness Hosting Plus」では、ほぼ出来上がったサーバーの上にソフトウェアやユーザー設定などを載せていくだけで済むようになったので、本当に楽ですね。
全体の工程で言えば、その労力は半分以下になったと思います。
導入して良かったと感じています。セキュリティそのものの使用感をお伝えするのは難しいですが、安心感は大きく上がりました。また以前のベンダーさんにはセキュリティに関するサービスがなかったため、お客様に新たなクラウドの提案を行うにあたっての営業活動がやりやすくなりました。
お陰でお客様の満足度も上がっていますし、当社のクラウド事業の、ひとつの大きな価値に繋がっていると思います。
日本事務器とお付き合いを重ねて、改めて感じたのは次の3つです。
なにかご相談させていただく度に感じる事が、会社としての層の厚さです。
フットワーク軽くご対応いただける営業担当の方、その傍でより深い技術面の対応を行う技術担当の方、さらにはその後ろに、専門的な知見で問い合わせ対応をしてくださる方々もいらっしゃって、皆さんが一丸となって当社をサポートしてくださいます。非常に頼りになるなと感じています。
日本事務器が、AWSをずっと扱ってきたプロフェッショナルであるという点も、依頼して良かったと感じている点です。先にもお伝えした高いサポート力でなにかあった時もすぐに対応してくれますし、そこに居てくれるだけで心強いですね。
安心感を持って任せられる上、以前よりも高い自信を持って、お客様にクラウドを勧められるようにもなりました。
ベンダーの中には、契約を結んだ途端に距離が開いてしまうようなところもあります。
その点、日本事務器はむしろ逆で、契約前でも十分な対応だったのに、契約後はさらに手厚く支援を行っていただけるようになりました。
打ち合わせの度に当社まで足繁く通っていただけていますし、クラウド環境やお客様の状況に合わせて定期的に検証会を開いてくれたりもします。より強固な体制で、良いお付き合いをさせていただけているので、そこは本当に感謝しています。
日本事務器とはぜひ今後も長く、手を携えながらやっていきたいですね。
既存のお客様の載せ替えだけでなく、新規のお客様への販売も含めて一緒にやって行きましょうという話を進めていて、ビジョンの共有を図っているところです。
先ほどお伝えした、新規のお客様に向けた販売を一緒にやって行く事に加えて、既存のお客様にAWSを使ったプラスアルファのサービスを提供する事で、深耕拡大にも繋げていく事を考えています。例えばまだアイデアレベルですが、データのバックアップサービスや、操作手順などを示した動画配信サービスなどは、ぜひ実現させたいですね。
AWS、クラウドを使って出来る事、そしてお客様がまだ気づいていない事を、日本事務器と共にひとつの形にして、サービスとして届けていけると良いですね。
ぜひそのために今後も長くパートナーとして、一緒に成長していける関係を続けていきたいと思っています。
取材日:2021年11月
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クラウド型運用支援サービス「Ezharness Hosting Plus」(イージーハーネス ホスティングプラス)
更新日:2022年01月27日