株式会社古荘本店様 〜「Ezharness Hosting Plus」で社内の基幹システムをクラウドへ移行〜

高い提案力とサポート力を持つ日本事務器には、安心して基幹システムのクラウド化をお任せする事が出来ました。

(写真左/株式会社古荘本店 経理部 経理チーム チームマネージャー 清田 誠様、写真中央/株式会社古荘本店 代表取締役社長 古荘 貴敏様、写真右/日本事務器株式会社 熊本支店 ソリューション営業グループ 本間 直樹)

生地・布から子供服、婦人服、紳士服、呉服まで、衣料全般の卸売業や製造・販売業を中心に、様々な事業を多角的に展開している熊本の老舗商社・株式会社古荘本店(以下:古荘本店)では、基幹システムのクラウド化に「Ezharness Hosting Plus powered by AWS(以降、Ezharness Hosting Plus)」を活用。加えて販売管理システムを始めとする各種システムの導入、運用を日本事務器のサポートを受けながら実現させました。そこで「Ezharness Hosting Plus」の採用経緯や導入メリットなどについて詳しいお話を伺いました。

株式会社古荘本店ロゴマーク

 総合衣料業を中心に熊本県に本社を置き多角的な事業を展開する創業144年の老舗商社

 社内の各種システムやクラウド基盤の導入で日本事務器を活用

 時代の流れと熊本地震などの様々な要因が重なってクラウド化を決意

 「業務分析」による前向きな提案が日本事務器への依頼の決め手

 使い勝手やコストはそのままに利便性のアップを実現

 高いサポート力と提案力を持ったプロになんでも相談できる点が魅力

 パートナーとしての新たな提案に期待

 

総合衣料業を中心に熊本県に本社を置き多角的な事業を展開する創業144年の老舗商社

古荘本店の事業概要について教えてください。

古荘本店は、総合衣料業を中心に多角的な事業を展開している、地域に根差した商社です。
今から144年前の明治10年、ちょうど西南戦争の激戦区だった熊本県内で、着るものすらなかった人々のために、古着を仕入れて販売したのが元々のスタートです。
人々の困りごとを解決するところからスタートした企業という事もあって、その後もアパレルを本業としながら、ドコモや富士フイルムビジネスイノベーションの代理店事業など、お客様のニーズに応える形で、様々な業務を展開しながら成長、変化を続けています。

商圏は熊本県、福岡県、山口県が中心ですが、例えば全国に店舗がある取引先に向けた商品配送なども行っています。その他、九州で展開されているスーパーチェーンのタイヨー様やサンリブ様、サンドラックグループのダイレックス様などの企業が、当社の主な取引先となります。

また近年では、中小企業のデジタル化を支援する法人向け事業に力を入れています。こちらは日本事務器と一緒に進めており、ありがたい事に右肩上がりで業績を伸ばしております。

社内の各種システムやクラウド基盤の導入で日本事務器を活用

古荘本店では、日本事務器のどのサービスをどのように活用されていますか?


株式会社古荘本店 代表取締役社長
古荘 貴敏様

クラウド基盤の「Ezharness Hosting Plus」の導入や運用、またそこで動かす販売管理システム「CORE Plus NEO」やショップ会員管理システムといった、各種システムの導入全般でお世話になっています。
また他社製の勤怠管理システムや経費精算システム、人事労務管理システムなどを導入する際や、「Google Workspace」への移行の際も、手厚いご支援をいただきました。

さらには熊本県、福岡県、山口県に点在する当社運営のショップを含めた拠点同士のネットワークについても、日本事務器のシステムに繋げられるよう変更していただきました。
現在は、ネットワークにまつわるほとんどの部分を、日本事務器にお任せしている形です。

 

時代の流れと熊本地震などの様々な要因が重なってクラウド化を決意

「Ezharness Hosting Plus」導入に至った経緯をお聞かせください。

元々、日本事務器とは40年以上のお付き合いで、オンプレミス上で販売管理システムを動かしていた頃から、その導入や運用、保守でお世話になっていました。 ただ最近はクラウドが台頭してきた事もあって、マンパワー的にも災害対策的にも、5年に1度サーバーを交換して自社で保有し続ける時代ではなくなってきたと考えるようになっていました。

そんな折、2016年に熊本地震が発生して、各拠点とネットワークが繋がらなくなった事や、2020年で「Windows 7」がサポートを終了する事、またサーバーの交換時期が近づいてきた事など、いくつもの要因が重なったタイミングで、日本事務器よりクラウド化のご提案をいただき、お願いする事にしたのです。

 

「業務分析」による前向きな提案が日本事務器への依頼の決め手

クラウド基盤導入にあたって競合他社と比較検討などはされましたか?


株式会社古荘本店 経理部 経理チーム
チームマネージャー 清田 誠様

いいえ。していません。情報収集のために、他社のサービスの機能や価格を調べたりはしましたが、最初からクラウド化の際には日本事務器にお願いしようと思っていました。

理由としては、長年に亘ってお付き合いさせていただいてきた実績と信頼があったからです。
まず、当社独自の情報や事情についての知見を持っていらっしゃる点は大きかったですね。もしも他社に依頼するとなると、そうした細かな情報をイチから説明する必要があるため、手間もコストも掛かってしまいます。それは、あまり現実的ではないと考えました。

また信頼関係が、ここ数年でより密になった事も依頼の大きな要因です。
「こういうシステムを導入しましょう」というご提案は、これまでいろんな会社から受けてきました。そんな中、日本事務器は提案前にかなりの工数を掛けて、当社の「業務分析」をしてくださったのです。

 

どんな作業をしているか、文書がどう動いているかを徹底的に調べて、「現状がこうだから、こうしましょう」という提案の仕方をしてくれました。その内容が、前向きで無駄のない内容だった事もあって、とんとん拍子に話は進んでいきました。

使い勝手やコストはそのままに利便性のアップを実現

「Ezharness Hosting Plus」を導入した率直な感想をお聞かせください。

実際に導入、活用してみて感じた事は次の3つです。

●変わらぬ使い勝手とコスト

導入前はセキュリティ面やスピード面で、不安を感じていました。しかし実際に運用してみると、オンプレミスの頃とまったく変わらない感覚で使えたので、ありがたかったですね。速度が落ちたような感覚も一切ないので、なにも気にせずに運用出来ています。
またトータルのコスト面も、ほぼ変わらないで使えています。サーバーの購入費や運用費だけで言えば少し高くなったのですが、電気代や空調代を考えると、ほとんど同じくらいの計算になります。

●より利便性が増した

いつでもどこからでもシステムにアクセス出来るようになったため、利便性も向上しました。例えば正確な売上の確認をいちいち社内に戻る事なく出来るため、無駄な時間がなくなりました。業務の全体的なスピード感は相当上がったと思います。

●確認・保守の手間が省けた

社内にサーバーがあった頃は、定期的な日本事務器による保守作業はありましたが、それでもハードディスクが動いているか、空調は効いているかなどは、社内のスタッフが細かく確認しなければなりませんでした。今ではその手間がなくなったため、別の業務に集中出来るようになりました。

高いサポート力と提案力を持ったプロになんでも相談できる点が魅力

日本事務器に依頼して良かった点を教えてください。

日本事務器とお付き合いさせていただく中で、改めて感じた良さは次の4つです。

●なんでも相談に乗ってもらえる

日本事務器には、基幹系のシステムを中心にお付き合いさせていただいているのですが、それ以外でも、困り事があった時に相談すれば、その内容にマッチしたご提案をいただけるので、非常にありがたいですね。
今も1週間から2週間に1度は、相談を含めた情報共有をさせていただいています。

●高いサポート力がある

「Ezharness Hosting Plus」の導入前から導入後、運用までを、一貫して高いサポート力で支えてくださっている点も良かったところです。
またクラウド以外でも、なにかとご支援いただけています。例えば保守期限が切れているような古いハードやプリンタが故障した時に、全国の拠点をあたって部品を見つけてくださった事もありました。部品がない時も、代替案をすぐにご提案いただけましたし、サポート力は非常に優れていると感じています。

●専門家としての知識・技術を持っている

日本事務器の担当者は、ネットワークやクラウドの専門家……いわゆるエバンジェリストです。そのためクラウドや各種システムの導入や運用を、安心してお任せ出来ます。例えば「Ezharness Hosting Plus」の導入にあたって、当社がやった作業は社内の情報整理を中心とした一部で、ほとんどすべての作業を任せっきりで環境構築出来ました。

●相手の目線に立った提案をしてくれる

先ほど、前向きで無駄のない提案をしてくださる事はお伝えしたと思うのですが、経営者目線で言えば、そこも大きな魅力です。 ビジネスで考えれば、いろんなサービスやプランを盛り込んで提案した方が会社として得をするところを、本当に必要なものだけ勧めてくれるだけでなく、当社の状況に合わせて「これはやらなくて良いですよ」と逆にストップを掛ける事までしてくださいます。
そうした対応は本当に信頼出来ます。長く関係を続けたいと思いますね。

パートナーとしての新たな提案に期待

今後の古荘本店の展望と、そのために日本事務器に期待する事を教えてください。

現時点ではまだ小規模なECサイトを、もっと大がかりにして業績を伸ばしつつ、リアル店舗と連動させていく事。また人件費削減のために、今まで人がやっていた事を機械化させて、少人数で物流を回せるようになる事。そして、中小企業に向けたデジタル化推進事業では、常に他の企業から「古荘本店のようになりたい。相談したい」と思っていただけるよう、先を行く企業であり続ける事。
古荘本店では今後、この3つを大きく進めて行きたいと考えています。

そのために、ぜひ日本事務器には今後もパートナーとして、どんどん新たなご提案をいただきたいと思っています。

高い提案力とサポート力を持つ日本事務器には、安心して基幹システムのクラウド化をお任せする事が出来ました。

 


取材日:2021年11月
※ 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞および製品名等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。(数字の一部は概数、およその数で記述しています)
※Amazon、Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

この事例で使われたソリューション

 クラウド型運用支援サービス「Ezharness Hosting Plus」(イージーハーネス ホスティングプラス)


更新日:2022年01月27日

ページの先頭へ