AWS re:Invent 2017(in Las Vegas) 見聞録

 2017/11/28〜12/1にラスベガスにて開催された「AWS re:Invent 2017」に参加してきました。
 今回はその世界最大級のエキサイティングなイベントの様子をお届けします。

AWS re:Invent 2017とは

re:Invent2017とは、AWSが開催する「学習型イベント」です。

エグゼクティブ向け、マーケッター向け、技術者向け、パートナー企業向けにAWSを活用した「re:Invent(再発明)」の機会を提供する大規模なイベントです。

AWSの新たなサービスの発表の場でもあり、既存サービスの活用方法や実際に活用している事例に触れることができます。

 

参加者:45,000人以上(日本人参加者:1,000人以上)
開催期間:5日間 
セッション数:1,000以上 

AWS re:Invent 2017 日本向けサイト

新たに発表されたサービス

AWSは2017年の1年間で約1,300のサービス(もしくは機能強化)をローンチしておりますが、本イベントでも多くのサービスが発表されました。 サーバを借りるのではなくシステムの実行処理を行うプログラムやデータベースを利用して構築する「Serverless」、AIを利用した「Machine Learning(機械学習)」、各種センサーなどを利用した「IoT」に関連するサービスが多く紹介され、また実際の事例紹介がありました。このような技術は、先進的な一部の企業だけが利用する物ではなく、全ての企業が利用できるよう洗練されてきていると感じました。

【中村の注目サービス!】

「Machine Learning」に関するサービスは、2016年に「Amazon Alexa」が発表され、その年のre:inventでも「テキストを流暢に読み上げるサービス(Amazon Lex)」が注目を浴びました。今年はさらにサービスが追加されました

音声をテキストに書き出す(Amazon Transcribe

テキストを翻訳する(Amazon Translate)

感情など声の分析をする(Amazon Comprehend)

これらは窓口業務やコールセンターなどお客様と直接コミュニケーションを行うような業務 サービスの品質向上に利用できるのではないかと思います。 残念ながらまだ日本語未対応なので 1日も早く対応して欲しいものです。

AWS re:Invent 2017で発表されたサービス一覧 

 

AWS利用企業の参加のススメ

本イベントは、我々のようなAWSパートナー企業だけにメリットがある訳ではありません。 AWSを利用し業務改善に取り組んでいる企業の経営者や社員が参加しても得ることはとても多いです。

【参加のメリット】

1.グローバルでの最新事例を聞くことができる。
  日本より遥かに進んだ事例からヒントを得られます。

2.他の日本企業や販売店の方とのコミュニケーションができる
  異国の地で知り合った方との繋がりは強靭です。

3.多くの技術セッションで学べる。
  情シス部門(特に技術者)のモチベーションが上がります。

『ジャパンツアー』で参加すると同行する他の日本企業の方々と交流することができ、気軽に相談できる仲間を作れるかも知れません。

5日間を終えて

システムの入れ替えで、オンプレ(手元にサーバを置く)かクラウド利用かで悩んでいる時代は過ぎ去ろうとしていることを痛感した5日間でした。

「お客様に新たな体験を提供したい」

「新事業、付加価値で売上を伸ばしたい」

「働き方を変えたい」

を実現するにはクラウドを有効に活用することが近道です。

日本事務器はそのような要望をお持ちのお客様のお役に立てるように、今後も新たなクラウドのサービスをより簡単に利用して頂けるソリューションを提供していきたいと決意を新たにしました。

当社参加者:左より横井、中村(私)、(AWS NINJA)、田村


更新日:2017年12月18日

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